「（国会議員なので何か発言したら）捜査に支障がある」という意味なんでしょうかね。法律を作る唯一の機関「国会」の構成員なんですものね、国会議員は…。しかし、嫌疑がかけられているのは「公職選挙法」違反です。国会議員になる入口ゲートでセンサーに引っかかった、という場面の嫌疑ですよね。国会議員の不逮捕特権（国会開会中）というようなこともありますしね…。爺の目には、特権を悪用してるようなもの、と見えます。
ゴーン氏は隠れて出国審査を免れたけど、件の3議員は同審査時に「捜査に支障」と言って具体的な説明をしなまま、国会開会中という特別機に搭乗した…。
言い訳3人組「捜査に支障」発言は、起訴・公判で自分が不利にならないよう口を噤（つぐ）む、という程度にしか感じられません。
現職の法務大臣は、法務行政の責任者で、検事総長をコントロールすることを通じ指揮権/検察指揮権を執行できる大臣です。強制的に捜査中止させたり不起訴にする権限があります。その立場にある人が、具体的な捜査のあれこれにイチャモンつけたり、無罪じゃないのか、など起訴や裁判に影響が及ぶのを想定しているんでしょうか。
なにか不都合なことが起こったら国会を休み「〇〇に支障があるので説明を控える」。国会開会中の逮捕は難しいだろうと、時間稼ぎし、国民が忘れてくれるのを待ちたい、ようなことを現職国会議員がやろうとしているのか…。
で、言い訳を続ける自民党3国会議員は、現在、発言を控えるとするのが正当とされる職務権限と密接に関係ある立場なんでしょうかね。爺の理解では、3議員の「控える」発言は、自分（被告）が不利になる証言を拒否できるという刑事訴訟上の被告側の権利を「捜査に支障」と耳障りのよさそうな言葉で置き換えた、と思えます。または、黙秘権を行使する、とか…。はっきり言えばいいのにね。
国民から選ばれて公の立場・国会議員であらせられるわけです。言い訳３人組のみなさん、国会開会中であろうとなかろうと、説明責任は十二分にありますよ、ええ。
