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最近リフォームと鳥取県日南町の記事多め。写真、PC、ネット等の話題も

常識を疑い、当たり前と思うことを言う。

先日、とある役所に行きましてイロイロお願いしてみました。答えは「ノー」のようなもので、その理由は「常識的に…」とのようなことでした。まことにお役所らしいまっとうな答えといえなくもありません。

町内会会計を預かって5年が経過しました。このたび管財とでもいえばよい立場の役員が退任見込みとなり、誰かが引き継ぐ必要がありそうな案件を会計の立場から眺めておりまして、疑問がムクムクと湧いてきたのです。

同じ形をしたXという設備があり、外見上見分けができない役所設置のX1と、町内会が補助を受けて設置したX2があります。X1であれば電気代、設備損傷とも役所負担と思いますが、X2は町内会負担…。それぞれ複数個あり、見比べているのですが、判然としません。それで、見分け方をお尋ねに役所に行ったのですが、即答いただけませんでした。

X2にかかる補助金について尋ねたところ、設備であり15年以内に廃止・撤去などとなると理屈上、補助金返還の必要があるみたいなのです。それであれば、15年以内に壊れたら無条件で役所が取り替えてほしい、とお願いしてみましたら、「常識的にはそうならない…」との旨のご回答でした。

爺的には不思議な話です。15年の設備というのであれば、それなりに稼働を担保していただきたいものだと…。なので、爺は、常識かどうかをお尋ねしたのではなく、公の回答として、役所側の整合性はコレコレこういう理屈であるのだと教えていただきたい、と改めての回答を求めたのでした…。

15年以内に壊れ、修理(実際には一機まるごと取り換え)できるお金がないのであれば、そのまま廃止でもかまわないとか、補助金還付の必要はその時点で消滅、などの説明がないまま、設備15年、ということが立ちはだかる、みたいなことではなかなか納得し難い爺の心持ちなのでした…。

別のところで、法務局、市役所などから取得した公的資料をベースに、難題の出発点がどこにあるか発言したら「正論ではどうしようもない…」みたいなことを言われまして、他の方からの発言もなく尻切れトンボのようなことになった「案件」があります。爺、ばからしくなってそれ以上話す気になりませんでした。

推測・惰性で流され、本質論議を後回しにし、科学的知見や事実に背を向けた、という例は、あちこちにあると思います。空中戦や希望的観測を打ち上げたものの、それが事実関係が明らかになって頓挫する、という流れが予想されますけれど…。

これに似た最悪の経験が、福島原発事故ではないでしょうか。検討すべきものとしてある程度認識しながら、東京電力に歩調をあわせ、対策を先延ばししてきた。そのあと「3・11」を迎え、惨劇が起こってしまいました。
www6.nhk.or.jp
何回か対応できそうなチャンスがありながら、機会を失った理由は何か、この番組を見て、惰性や横並びにもたれかかった姿勢がいかに危ういものか、改めて知らされた思いです。

さらに別件です。「正論」というより爺的には「当たり前のこと」なのですが、ええ。議論をするなら、可能な限り土台となることをはっきりして、という立場です。「岡山市水路浚渫等交付金(PDF)」というのがありまして、関係して3回目の情報公開を請求中です。
作業事実と交付申請などは合致しているか…。爺的には齟齬がないのが当たり前で、公金が投入される以上、疑念が生じる余地はないはず、というのが爺の現在の立ち位置です。2回目の結果を受け、「こりゃだめだ、〇〇は」と思ったもので、3回目を請求しました…。さて、どうなりますか。