pagetakaBlog

最近リフォームと鳥取県日南町の記事多め。写真、PC、ネット等の話題も

備忘録:西大寺、中野の古地図記録

備前国図」(1596~1615))では、岡山城の東に「上道郡」、その東に「上東郡」が見えます。百間川(1686完成)と似た川筋と吉井川の間に見える村の名前は「金岡」「さい大寺」(西大寺)「久保村」「あさごえ」(浅越)などがあります。「中野」の文字は見当たりません。「上東郡」の付箋下に記載がある可能性もありますが、不明です。砂川と思しき川筋は見えないようです。

備前国九郡絵図」(T1-14、1624 ~ 1644)には、「中野村」「中野村新田」が見えます。砂川と思しき川筋が見えます。

備前国」(1700)では、「中野村」のほか、「広谷村ノ内 芳岡新田」「沖新田」「金岡村」「金岡新田村」「西大寺村」「久保村」「原村」などが見えます。

備前国絵図」 (1705)では、「中野村」のほか、「西大寺村」「金岡村」「金岡新田村」「松嵜新田村」の記載が見えます。倉保川と思しき川筋の記載も見えます。

備前国絵図」(1765)は、掲載画像から十分な情報を得ることができませんでした。

これら以外に「沖新田東西之図」(1818)、「伊能図」(1813頃)

<4月6日追記:上道郡新田図>

備前国上道郡新田之絵図/上道郡新田図には、「上東郡中野村」の地名が見えます。収蔵元解説によると「(略)正保4年(1647)に開発された笠井新田・福吉新田や海面新田・円山新田・中山新田が描かれ(略)」とあり、17世紀中頃の結果が記入してあることがわかります。

上東郡図にも、「中野村」が表示されています。「(略)郡奉行からの情報提供にもとづいて光政自身が書き付けたもののように見える。」とあり、1682年の池田光政没年以前に出来上がった郡図であることがうかがえる。