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最近リフォームと鳥取県日南町の記事多め。写真、PC、ネット等の話題も

アルミサッシ窓枠の水平調整と腰窓の準備…。

20日まで3泊4日で鳥取県日南町にある親が建てた家のリフォーム作業に行ってきました。

50年前のアルミサッシは「へ」の字になってた

4枚ガラス引き違い戸のアルミサッシ、外側の防虫ネットのアルミ窓枠を閉めたら、上部が5ミリ近く空きます。大げさに言えば「V」字に合わさる、という状態でした。50年以上前、田んぼに建てた家なので不同沈下の結果(もしかして途中経過かも)、このようなことになっているようです。レーザー水準器を当ててわかりました。

アルミサッシ外周の木製の窓枠は動かしようがないので、アルミサッシを部分的に持ち上げることにしました。底部三分の二程度の木ネジを外しました。上部の化粧板を部分的に外しクサビをいったん外しました。右側にもクサビが入ってましたが力が加わる方向とは平行なのでひとまずそのままにして作業開始です。

底部木ネジを外した後、くぎ抜き(バール)の平たい部分が頑丈なものをアルミサッシと木製枠との間に差し込み。サッシが浮き上がるかどうか試しました。少し入ったので、すかさず「調整クサビ」を挟み込み、それでできた隙間を使って両脇に2本同様に「調整クサビ」を入れこみます。クサビのお尻を木槌でたたくと入っていきます。浮き上がらせることができるのを確認…。

あとは、調整クサビとレーザー水準器を使い、ほぼほぼ水平を確保し、元の木ネジを締め、化粧板もつけなおしました。この段階でアルミサッシ水平、木製窓枠右下がり5mmという状態です。

後日、集成板を乗っける予定

窓枠の開口部下側は膝高程度。部屋巾いっぱいということで、その幅のまま手前に130mm程度つぎ足すことにしました。左右は壁、上と下側が「腰窓」とでもいえばよいでしょうか、そのような状態にしようと考え、集成板材(下側・30mm厚)もすでに頼みました。

集成板材を支えるため、床と板材の間に設ける木枠を作りました。長さは四畳半一杯です。集成板材を支える新たな木枠とアルミサッシ底部は水平で、もとからあるアルミサッシを支える木製窓枠は右端で5mm下がっている状態です。集成板材を置いたら、右奥側が低く空いている状態、ということになりますので、調整材を置いてやる必要があります…。

上側は胴縁材を天井に取り付けました

窓枠の上側もほぼ同様の造作にしようと考えています。こちらの集成板材は20mmをお願いしました。天井から吊るすのが主になりますので、できるだけ軽くしたいのと、人が腰かける下側ほど頑丈でなくても大丈夫かと…。

天井パネル継目の釘を使った位置が、丁度良い位置にありましたので、そこに胴縁材を打ち付けました。この結果、下側に比べ上側の集成板材が40mmほど内側に出っ張るようになります。出っ張りの下側にカーテンなどを付ければ、下側の集成材に触れず、手前に下げることもできるのではないかと考えました。吊り下げる木枠は集成材現物と壁などの折り合いを見たのち作ろうかと考えています。

空気の通り道を作るための工夫

【床下からの湿気を外に逃がす…できるかなぁ】
【床下からの湿気を外に逃がす…できるかなぁ】

元田んぼにある50年前に建てた家の周囲は、地面より高い位置に用水路、水田があること、床下地面が外の地面よりかなり低い、などにより排水対策と湿気対策が必須でした。排水浸透桝を家の下手に作り、土台下のすてコンの下を迂回する水の通路も開けたので、最近床下に水がたまることはほぼ無くなりました。

あとは、湿気をどう外に逃がすかです。通気・換気の方策をイロイロ考えていました。今さらながらに現代的なつくりはできませんし、冬は住まない前提で考えると、通気に焦点を当て、湿気や結露を防ぐのが良いのではと結論付けました。床下からの空気上昇を受け、根太も隙間を設け風が流れやすくして壁内に通じるようにして、外か天井裏に流れを作りたいと予定しています。

さて、実際にどうなるか、仕上げ段階に至るまで逡巡は続きます。