- 前説:カメムシ大量発生…冬眠場所を求め室内で元気に生活中
- 叩かず、摘ままず、殺虫剤使わず、臭わないよう、カメムシ様に御退室いただく「ワザ」発見
- 蠅叩き、箒、団扇を飛行経路に近付け、ご逗留賜る作戦…
- 課題もありまして、カメムシ様との根競べに…。
前説:カメムシ大量発生…冬眠場所を求め室内で元気に生活中
刺激すると嫌な臭いをだすカメムシです。ハエたたきでベチッとするわけにもいきません。殺虫剤も使いたくない…という人間様の都合にカメムシ様が合わせてくれるはずもなく、蛍光灯の周りを飛び回っています。
築50年経過、父母が建てた日南町にある平屋は、隙間だらけで床下と室内はカメムシ様の自由通路。戸も柱の傾きとともに、自由通路になっております。
これ(カメムシ様)を何とか対策したいと、爺は観察しながら妄想しておりました。
叩かず、摘ままず、殺虫剤使わず、臭わないよう、カメムシ様に御退室いただく「ワザ」発見
「必要は発明の母」という一歩手前くらいの、気づけば「ナルホド」というやりかたです。刺激するとあの臭いを出し、仲間に危険を知らせるという同族意識が強いカメムシ様。昆虫で、光に寄って来るという、習性を利用させていただくのが良いのではと…ええ。
蠅叩き、箒、団扇を飛行経路に近付け、ご逗留賜る作戦…
ハエたたき、ほうき、うちわなど、大概の家にありそうなもの…ええ、あることにします。それをカメムシ様の飛行経路上に差し出すと、ご逗留になられるのです【上図】。
上向きに持つのがポイントで、ハエたたきなどにつかまられた後、上へ上へとあがっていく習性があるようで、下向きにハエたたきをもつと手もとに近づいてこられます。ムシが苦手な人には、耐え難い恐怖が襲うことになるので、上向きに…ええ。
その状態を保ち、屋外でひと振るいすると、カメムシ様は寒空のもと、新たなご逗留先を求めいずこかへご出立に…。まあ、言うなら「宿泊拒否」作戦みたいなものです。
課題もありまして、カメムシ様との根競べに…。
一応刺激は最少、臭いはほぼ発生せずという「宿泊拒否」作戦、数匹で片付けば問題ありませんが、カメムシ様は、団体というより、沢山の予約なし個人宿泊のお客様、という印象です。
時間をおいては、予約なしに蛍光灯近くにおいでになられます。そのたびに、ハエたたきを飛行経路上に差し出す→カメムシ様ご逗留→上向きに持ちながら移動→室外でひと振るいし「宿泊拒否」、というルーチンを繰り返します。一晩に何回これをしないといけないか…ええ、大変なんです。
アカラサマナ「宿泊拒否」はカメムシ様の逆鱗に触れ、あの臭いの逆襲をうけることになりますので、あくまで丁寧に室外へご案内申し上げるという、ホスピタリティーあふれる対応が求められます。
サービス業というのは自分の時間はあってないようなもの、いつでもお客様の対応を迫られるという、避けがたいストレスとの闘いですね。爺は、酒に酔い、よい気分でテレビを見る、という状態にはなかなか至れませんでした。