- 今年20回目のリフォーム作業は排水路づくり
- 埋め戻したのを取り除く作業はわりと容易に完了
- 既設水路より5cmほど盛った位置をコンクリ板天面に予定
- セメント板を水平に設置するのに一苦労
- コンクリ板設置後、モルタル乾燥と共に少し傾き発生
- 翌日、コンクリ板周囲にバラスを投入し今回の目標まで進行
- 水道からの排水経路を掘りバラスを軽く敷きました
今年20回目のリフォーム作業は排水路づくり
6~9日、今年20回目の鳥取県日南町でのリフォーム作業は、排水路を作る作業でした。前回までにおよそ雑草刈りを済ませていた「セメント作業後の道具を洗う場所」を点検していたところ、既存排水路擁壁に50年以上前に切れ込みを入れ、使わずに埋め戻した痕跡を見つけました【写真先頭】。
これまでに、暗渠排水溝に接続して雨水などの排水関係を改善していましたが、屋外にある水道栓からの排水はいわゆる垂れ流しのままでした。いずれ、排水路をつくろう、という程度に思っていましたが、既存排水路に容易に流出先を確保できそうなことがわかり、急きょ作業することにしました。
埋め戻したのを取り除く作業はわりと容易に完了
タガネと重めのハンマーで水路擁壁と埋め戻し材(自然石、コンクリブロック部分、モルタル接着)の間を割りました。50年以上前の水路擁壁の切込ですが直線できれいに切っていたので、後の作業が楽でした。
蟻が近くの巣と盛んに往復していました。泥をかぶっている場所もありました。水とブラシできれいにして、鉛直方向の切込深さなども確認しました。水がほとんど流れていないので作業上あまり気を使うこともなく進行できました。
既設水路より5cmほど盛った位置をコンクリ板天面に予定
既存排水路、雨季には上流からいくばくかの水流があります。宅地側からの排水底面を既存水路底面より5cmほど高くし、排水路からの水流(逆流)を避けるようしました。
つっかえ棒を使いコンパネを動かないようしました。擁壁に突き合わせるよう宅地内の一段高い位置に既製品のセメント板(25cm*25cm)を置きました。
セメント板を水平に設置するのに一苦労
セメントを使った作業をしたことがほとんどありません。今回、インスタント・モルタル、砂、バラスなどを用意しました。
- コンクリ板設置場所を広めに掘りました
- 設置場所へ泥を落としたバラスを敷き、転圧
- コンクリ板をおよそ水平になるまで仮置きと転圧作業
- コンクリ板を取りだし、設置場所に砂を適宜撒き、軽く散水・転圧
- コンクリ板を置き水平になるまで複数回作業。ゴムハンマーが役立つ
- インスタント・モルタルを混ぜずに適宜撒き、コンクリ板を置いて水平を出す
- トロ舟などの容器にインスタント・モルタルと水を入れ混ぜる。混ぜ残し・ムラが無いよう注意
- コンクリ板を取りだし、裏面に水を染み渡らせる
- 擁壁切れ込みのかさ上げ部分にインスタント・モルタルを投入し、コテで一応カタチにする
- コンクリ板設置場所へインスタント・モルタルをコンクリ板底面予定位置より少し高い状態に投入
- 裏面を湿らせたコンクリ板を投入済みモルタルの上に置き、軽く押さえた後、水平器で傾きを確認
- 水平器水泡が片寄っている方のコンクリ端(辺・角周辺)をゴムハンマーで叩き予定高と水平を実現する
以上のような手順でした。
コンクリ板設置後、モルタル乾燥と共に少し傾き発生
モルタルを目分量でつくったため足りず、2回目を急いでつくりました。粘度が異なりコンクリ板の支持力にばらつきが出たようです。
時間経過とともに、コンクリ板四隅の一部で少し沈み込みが異なりました。ゴムハンマーで叩き、改めて水平を確保しました。
モルタルを少し多めに作っておけばよかったです。同じ粘度であれば沈み込みの差もほとんど出ないのかと…。既存擁壁とモルタル埋め込みで隙間ができないようシッカリとコテ先でつつきました。コンクリ板との接合部にも隙間ができないようモルタルを詰めました。
コンパネとモルタルの突合面上部は、角を落としました。乾燥後の欠落・欠損防止のつもりです。また、少量とはいえ既存排水路には水が流れる場面もあります。流れる水、コンパネ、今回投入のモルタルという組み合わせで、不都合が起きないか、次回以降に確認しようと思います。異常が無いことを祈るばかり…。
翌日、コンクリ板周囲にバラスを投入し今回の目標まで進行
沈み込みも収まりコンクリ板設置の心配なところを通過したので、周囲にバラスを入れました。
水道からの排水経路を掘りバラスを軽く敷きました
8日、水道の排水口から、今回作った既存水路への排出口までの経路を掘り、軽くバラスを敷きました。高低差は約15cmと見込んでいます。開渠だと雑草除去との関係で面倒なので暗渠にしようかと検討中です。管の上部が少し見えるようになっても問題なしということで簡易に進行したいです。
なお、コンクリ板は水平でなく流出先方向へ下げるようしようかと検討しましたが、初めてのことでもあり「水平」ができるかどうかを優先しました。
今回は「水平」出しの練習…。元の予定では小屋の束コンクリ設置のためにモルタルなどを使う予定でしたが、今回は予行演習のようになりました。一枚のコンクリ板を水平にし高さを出すというのは、まあ、努力すればできそうかな~と思いました。小屋の複数の束コンクリをそれぞれ適切な位置で水平と高さを揃えるということができるかどうか…。実際に作業できるのはいつ頃か…まだまだ見通せません。