二日半かけ、押入れ修繕しました。
8日午後から10日夕方まで、押入れの修繕をしました。木工部屋に使っている元和室の押入れです。
押入れ床面には、白カビだけでなく黒カビもありました。5.5mm厚のベニヤ合板は所々凹んでました【写真下】。
床下は、「水の海」もできる湿度が高い状態です。押入れ床材(ベニヤ合板)を全部剥ぎ取りました。土台、大引き、根太など木材に腐れなどはありませんでした。押入れ壁(ベニヤ合板)と外壁の間には空間があり、梁が空気の上昇を止めているようすでもありませんでした。引戸を閉めていたので押入れ内の空気が流れずカビにつながったのかと想像しました。床面のベニヤ合板を支える根太は455mm間隔で、中に入れていた荷物の重みに耐えらず、凹んでいたようです【写真下】。
押入れ壁(ベニヤ合板)は、経年劣化でしょうか、接着が弱くなりすぐ剥げました。湿度変化による影響か、波打ってもいました。内側に白カビがありましたが、外側には目立ったカビが見えませんでした。
押入れに根太を追加しました。
押入れに入れていた荷物が重かったようです。根太間隔、床面材の耐力が十分ではなかったようです。
既設根太の間に根太を追加しました。手持ちの6cm角材があり、使いました。床面には、手持の9mm厚の構造合板を使いました。
壁面には天井裏にあった3mm厚のベニヤ合板を使いました。父親が造作したときの残りかと思いますので、およそ50年以上経過したモノで、釘打ち・ビス打ちするとすぐ割れるなど劣化してましたが、他に適当な手持材がありませんでしたので、そう目につくところでもないこともあり使いました。
押入れ内の風の通り道を確保しました。
押入れは、二段の普通に見る造りです。床面(下段、上段)、壁面(左右、背景)に風通しの穴を開け、虫よけネットを張りました。上方はそのまま天井裏(屋根裏)になるためホコリがひどく穴を開けませんでした。
穴を開けた結果、仮に引戸を閉めていても、押入れ内部では、床下→押し入れ内→押入れ壁→押入れ外、へと風の通り道ができたことになります。押入れ内に空気がこもらない状況ができました。
一方、床下からの空気の通り道があることが、ネズミや害虫、高い湿度の空気の引き入れ口になり、状況が良くならないかどうか、今後の観察が必要かと思っています。