前説
電子工作でもして遊ぼうかと思い、古いデスクトップパソコンのマザーボードからコンデンサなどの部品を取ろうとしましたが、半田がなかなか溶けず、苦労しました。二日目に少しコツのようなものがわかりましたので、備忘録としてまとめるです。
用意するもの
- 部品取りの対象となるマザーボード
- ニッパペンチ(強力なのが良い)、ペンチ(ほとんど使わなかった)、ピンセット(安物がかえって良いかと)
- 万力(両手を作業に使うので、あると便利)
- 半田ごて(置く場所が焼けこげないよう、こて置きとかあれば便利)
- はんだ(マザーボードに使われている無鉛はんだを溶かすために普通のはんだを使います)
- はんだ吸い取り線(最終的にはほとんど使わなかった)
参考にしたサイト・ページ
ポイント:今回はコンデンサを基板から取る場合
- ニッパペンチでできるだけ部品単位にマザーボードを切り出す(金切り鋸でも良いが、隣接の部品を傷つけないよう注意。はんだの熱が作業以外のコンデンサに伝わらないようするため、できるだけ二個一などで作業しない方がよいかと…)
- 万力にコンデンサを逆さにして軽く締める(「軽く」が大切、マザーボードの切れ端がついた状態で作業開始)
- はんだをマザーボードに突き出た2本足にあてがい、溶かしつける(半田ごては外さない)
- ピンセットをコンデンサとマザーボードの間に挟み込み、マザーボード側を軽く上方向へ押し上げるようにする
- あまり力を入れずにマザーボード側が抜けるまであせらず作業する(もともとついていたはんだも解けたら、わりと軽い力で上方向へ外すことができる)
半田ごてはもちろん、マザーボード片、コンデンサ、余分なはんだなどが熱いので火傷しないようご用心ください。
反省点:力任せはNG
一日目はなかなかマザーボードからコンデンサをとることができませんでした。一番の原因は、はんだが溶けないということです。半田ごてを当て続けるとコンデンサまで取っても熱くなります。半田ごての先端だけの熱で無鉛はんだを効率よく溶かし、コンデンサを抜き取るのはどうも容易なことではありませんでした。
ある程度溶けたと思ったところで、ペンチなどで力任せに抜いたら、左右の足の長さが違っていたということもありました。強引な作業はよろしくありません。
吸い取り線にはんだを吸わせる作業も効率的にはできませんでした。しかし、はんだが溶けたら、ピンセットをつかってマザーボード片を取り除くことができ、それがわかってからは、比較的効率的に作業が進みました。