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最近リフォームと鳥取県日南町の記事多め。写真、PC、ネット等の話題も

生活排水の課題を何とかしようと…。

24日、鳥取県日南町にある築50年を超える木造平屋住宅の単独リフォーム作業から帰ってきました。続報です。この記事は、コンクリと排水路の関係です。

公設の排水路は傾斜もほとんどなく、ところどころ機能してない様子です。

【公設の排水路は一部破損】
【公設の排水路は一部破損】

古い家で、公共下水道に接続していません。台所、浴室の生活排水は、自宅敷地に隣接する公設の水路に流れていきます…一応…。長年放置の結果、草で覆われ、側溝も泥や草で十分な流れを確保できているとは言えない状態でした。

ひとまず刈り払い、溝の掃除をしたらなんとか姿を現しました【写真上】。しかし、古い三方コン(U字溝)のためなのか、側面が壊れていたり、つなぎ目がゆるゆるだったり、十分機能しているようには見えません。

町有地に設置された排水路(側溝)なので、財産、機能とも町役場が責任をもつべきものとは思いますが、田舎のことゆえ、よその自治体に住民票がある立場としては、どこまで言って良いのか考えるところでもあります。公有地の草刈りや溝掃除はどこが責任をもつことになるのでしょうね…。

勾配を計ってみたら、生活排水が流れる側溝から貯留枡に入り、公有地の排水溝へ出る、つまり「私」溝出口と「公」溝入口の落差は約10mm、そして「公」溝が国道沿いまで約20mあり、その中間あたりで落差を計ったら10mm程度でした。これで十分流れるかどうかということもありますし、「公」溝が流れ込む先の大きな溝やその水量との関係で心配ないのか、イロイロ考えてしまいます。いずれ役場に行って現状の確認と改善策の模索をしてみたいと思います。

生活用水をできるだけ貯留枡近辺へということで、コンクリを少し切削しました。

【貯留枡への生活排水をショートカットするように現状変更の準備】
【貯留枡への生活排水をショートカットするように現状変更の準備】

現在、遠回りしたA【写真上】の排水溝(宅地内)からCの貯留枡(公設)に生活排水が流れ込みます。ショートカットになるBからの排水経路を作ろうと思い、Bの矢印のあたりのコンクリを切削しました。

切削した幅は約90mmです。呼び径75mmのパイプを検討中です。宅内から約5m、高低差260mmありました。パイプ径90mmを引くと、実効高低差は約170mm程度確保できる計算です。最大3.4%程度の勾配を確保できる計算です。勾配2%程度の一般的な基準は達成できるのではないかと思っています。

切削で一番活躍したのは、グラインダーにコンクリ切削刃を付け、回転の力でコンクリを切った作業でした。電動ドリルにコンクリ用ビットを装着し穴をあけてみましたが、結果的にはあまり役には立たなかった、という印象です。

コンクリの下には水道給水管がありました。水道事業者から宅地内の給水メータまでの水道管で、見るのにHIVP管が使われているようでした。これまで、経路がよくわからない状態でしたので、確認になりました。また、この管を傷つけることなくすみましたので、慌てることにならなくて助かりました。間違ってグラインダーで切り傷を入れたり漏水させていたら、枝管の元栓を閉めに行かなければなりませんでした。

水道給水管は、三方コン(U字溝)を逆にしてかぶせたような状態で設置されていました。その中はスカスカ状態でした。寒冷地の水道凍結防止・水道管破裂防止の観点からは、50年間何事もなかったみたいなのが信じられない状態でした。ひとまず、あらわになったHIVP管には土をかぶせ、直射日光が当たらないようにしておきました。この冬までには、排水作業との関係を含め、凍結対策もして何事もなかったようにする必要がありそうです。水道を宅内で使う位置などとの関係で、給水メーターの位置、どこが最適かも検討してみたいと思います。