前説:台直し、裏出し、裏押し、刃口調整ほか
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木っ端返しに二液タイプの接着剤を土手盛り
木っ端返しに二液タイプの接着剤を土手盛しました。3回目です。刃口がさらに狭くなりました【写真上】。
乾燥した木っ端返しの接着剤を木工ヤスリで削りました
一晩静置し、接着剤が乾いたので、木工ヤスリでデコボコを削り、押さえ溝の刃口側を含め調整しました【写真上】。
鉋くずの厚さは0.03mm
刃の研磨は当然のこととして台直し、裏出し、裏押し、刃口調整などできそうなことをほぼ済ませましたので、試しに挽いてみました。計測してもらったところ0.03mmと表示されました【写真上】。計測した人によると「数値は少し怪しい…」とのこと。
前回同じ器具で鉋くずの厚さは0.06mmでした。その半分に到達したいと思ってましたので、ひとまず目標に届きました。もっとも、測る場所によっては0.05mmだったりしましたので、疑問の余地は十分あるのかと…。
鉋直しで気がついたこと
- 刃を研いで切れるはずなのに鉋くずが期待した状態にならないのであれば、「台直し」はしてみる価値がある作業
- 鉋身(鉋刃)が緩い、刃口から飛び出すぎるときは、表なじみを調整する。爺は、接着剤を塗布し木工ヤスリで削った。
- 裏出し作業により、鉋身の様子は変化するので、表なじみのほか、押さえ溝、押さえ棒、裏金との兼ね合い、さらには台直しの削り量など、それぞれ関係する。一気に一つの作業を進めるより、少しずつ各所を進行した方が、良さそう
- 裏出し作業では、鋼の剥落に要注意。刃先だけでなく、金床にあたる裏金部分の鋼が欠損することも
- 刃口を狭めれば逆目ができにくいということで、木っ端返し側に二液接着剤を土手盛りしたのは手軽だった。セロテープを下端側に貼り平面をつくれたのはその後の作業でも楽だった
- 刃研ぎは奥が深いと改めて思った。しかし、鉋は、鉋身(鉋刃)、裏金、鉋台の三つが合わさって使うもの。研ぎだけでは鉋は使えない…かと